空手の鍛錬

久場先生の道場の鍛錬具

外間先生の道場の碍子を利用してカメ

外間先生の道場のカンとモルタルを利用したカメ

フランジと継ぎ手で作ったカメもどき 現在、私が使用しているカメ

鉄甲の練習用 D型ダンベル
巻藁(マキワラ)
空手の魅力のひとつは、突き蹴りの威力ではないでしょうか。
その威力を生み出す空手の鍛錬具として有名なのが、マキワラです。
マキワラは、示現流剣術の立ち木打ちをヒントに作られたという話もありますが、記録に残ってい
るのは、薩摩藩の名越左源太時敏(なごやさげんたときとし:文政2年1819年〜明治14年:1881
年)が、嘉永2年(1849年)に「お由羅騒動」において連座して、嘉永3年(1850)大島に遠島の刑に
処せられ、その間に(安政2年 (1855年)までの五年間)島の生活を見聞して絵や文に記録し,天
文,地理,動植物,住民の年中行事,衣食住,言語,冠婚葬祭,産業,行政まで,詳細に藩政時
代の奄美大島を記録し、『南島雑話』・『遠島録』として残されています。
その中にマキワラと砂箱の絵が書かれています。
この頃には、すでに鍛錬具で手足を武器化する方法が行われていることがわかります。
口碑による言い伝えにも、マキワラについての記述があります。
明治41年に書かれた糸洲十訓にも、マキワラについて言及しています。
糸洲十訓の第4項の解説
原文
唐手は拳足を要目とするものなれば常に巻藁にて充分練習し肩を下げ肺を開き強く力を取り又
足も強く踏み付け丹田に気を沈めて練習すべき最も度数も片手に一二百回程も衝くべき事
現代文
唐手は突き蹴りを主要とするものであるから、常に巻藁において充分に練習すること。 肩を下
げ、肺を開き、強く力をとり、また足も強く踏みつけ、丹田に気を沈めて練習すること。練習回数も
片方で百回から二百回は突くこと。
マキワラのスペック
空手の古典といわれる船越先生の錬胆護身唐手術(大正15年)、摩文仁賢和先生の攻防拳法
空手道入門(昭和13年:1938年)、本部朝基先生の私の唐手術(昭和7年:1932年)に掲載されて
いるマキワラの寸法を表にまとめてみました。
(単位:1尺 = 30.3 cm、1尺=10寸、1寸=10分)
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マキワラ
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項目
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船越義珍
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摩文仁賢和
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本部朝基
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支柱
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全長 |
7尺5寸
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7尺
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7尺
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| 幅 |
3寸5分
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4寸
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3寸5分
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| 根元の厚さ |
3寸5分
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4寸
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2寸5分
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| 先端の厚さ |
5分
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8分
|
5分
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| 地上の長さ |
4尺5寸
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4尺5寸
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4尺5寸
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| 地下の長さ |
3尺
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2尺5寸
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2尺5寸
|
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巻き藁
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長さ |
1尺2寸
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1尺
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1尺3寸5分
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| 幅 |
3寸5分
|
4寸
|
3寸5分
|
| 厚さ |
2,3寸
|
2寸
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1寸以上
|
他の書籍も考にしてみると、大体、船越先生の寸法が一般的なようです。
この表をみて面白いのは、実戦名人と言われた本部朝基先生のマキワラが薄いことです。
マキワラの突き方
別に、難しく考えることは必要ありませんが、いくつかの注意事項を挙げておきます。
1:固いマキワラを突くと、突く前に力が入って、スピードが落ちる癖がつくことがありますので、柔
らかすぎると思うくらいの弾力のマキワラでちょうどいいでしょう。
拳を鍛えるには、硬いものを叩くのではなく、弾力のあるものを数多く突いて鍛えましょう。余裕が
あれば、用途別に複数のマキワラを作ってもいいでしょう。
2:最初からガンガン飛ばして打たないで、最初は軽く突くようにしましょう。
できるだけ力を抜いて打ちますが、当たるときに拳を握るようにします。
正拳が当たる部分は関節ですので、少しずつ慣らして当てる感覚を養ってください。
3:マキワラに向かって立って、突く方の足と腰と腕の延長線上にマキワラを目標とします。
4:正拳が当たる位置は、拳ひとつ向こうを突くような感じです。そうすると、マキワラに正拳が当
たってから、拳ひとつ分マキワラを押し込むことになります。
5:肘を落として突くようにします。
マキワラに正拳が当たったときには、肘の向きは下に向いているようにします。
肘が横に向いていると、脇が空き、肩が上がりやすくなります。
6:当てたときに突き手は引かない方法と、直ぐに引く方法があります。
引かない方法は、突きを強くする効果があり、直ぐに引く方法は、突きを早くする効果が大きいと
言われています。
7:利き手でない方を多く突くようにして心がけてください。
8:正拳以外に手刀、裏拳、背刀、腕刀(前腕部)も鍛えましょう。
9:最初は立ち方を固定して突きますが、慣れてくるにしがたい運足を付けて突いてみましょう。
10:もし、手の皮が剥けたら消毒をして、治るまで休んでください。
多くの場合、マキワラは屋外にあるので、傷口からばい菌が入らないように注意してください。
マキワラを突く回数
何回突かなければいけないという決まりはありません。
個人の錬度によって、手の皮が剥けない範囲で、少しずつ増やしてください。一気に多くの回数を
やるよりも、毎日少しずづでも続ける方が効果的です。一気に多く突くのは、よくありません。
糸洲十訓には、マキワラを突く回数について毎日200回と書いてあります。
ものの数分で終わるような回数ですが、365日毎日欠かさず突くとするとハードです。
実際に昔の人は、どれくらい突くのか記録をみると、喜屋武朝徳先生の高弟であった島袋太郎先
生は、毎日4500回突いていたという記録があります。(空手道と琉球古武道)その島袋先生は、
「マキワラを突かない空手は、役に立たない」と言い切っていたそうです。
4500回というと、どれくらいの練習量なのか考えてみると、1秒間に1回突くと仮定すると、4500回
÷60秒=75分(1時間15分)ということになります。
現代の突き手の代表格のひとりといえば、尚武会の藤本貞治先生です。
先生のマキワラ突きの練習は、下記のようです。(尚武会HPより引用)
一日の鍛錬(約90分)マキワラ、サンドバック他
突き 右 500回 左 500回
手刀打ち 右 500回 左 500回
背刀 右 200回 左 200回
背槌 右 200回 左 200回
貫手 右 200回 左 200回
蹴り 右 100回 左 100回
裏打ち 右 500回 左 500回
上記を合計すると4400回となり、島袋先生の回数とほぼ同数となります。
まだ、探せばいろいろな記録があるかもしれませんが、注目すべきは、「毎日行う」という点です。
1000本突き
マキワラ突きに十分に慣れてきたら、是非1000本突きに挑戦してみてください。
最初は、藁を直接突かないで、マキワラに古くなったTシャツなどを巻きつけて突いてみてくださ
い。拳を痛めないで済みます。
マキワラという道具を使うと、以外に簡単にできてしまうことに驚くでしょう。
空突きを1000本行うより、マキワラを1000本突く方が意外とやりやすいことに気がつくと思いま
す。
その理由のひとつに、マキワラを突くときの音が挙げられると思います。
突くときの音を聞いていると、毎回違う音がします。
突くスピード、突く角度などの要素によって、毎回音が違います。
その音を聞きながら、上手くいったときと、上手くいかなかったときを聞き分けてください。
その音を聞きながら、マキワラを突くと飽きずに突くことができ、いつの間にか、その日のノルマ
が終っています。
これと似たようなことは、居合の練習にみられます。
居合刀を振ると「ビュッ」と音がしますので、上手くいったときといかなかったときでは、この音が違
います。居合いは、この音を頼りに振り方を修正していくのです。
道場で行うその場基本突きは、平均すると30回〜100回くらいなので、週に2、3回の練習では、
中々身につかないのが現実ではないでしょうか。
立てマキワラのタイプ
従来は、埋め込み式のマキワラだけでしたが、都会の住宅事情を反映して、近年になりいくつか
のタイプのマキワラができてきました。
埋め込み式
マキワラは、従来このタイプが主流でした。
7尺(210cm)〜7尺5寸の長さの板の内、3分の1に相当する2尺(60cm)を地中に埋めて立て
ます。その際に、地中最下部と地中上部に横に丸太などを設置して、突いたときに前後に揺らぐ
のを防ぐようにします。
地中に埋める部分は、コールタールやペンキなどを塗り、腐食を防ぐようにします。塗料がない場
合は、表面を火であぶって炭化させて埋めます。
このタイプのデメリットは、2つあります。
一つは、立てる場所の確保であり、これは自宅に庭があるのが前提ですので、現在の都会では
現実的ではなくなっています。
もう一つは、地中に埋めるために、その部分の腐食を完全には防げないということです。
それでも、立てる場所があれば、このタイプはお勧めです。
コンクリート設置式
このタイプは、コンクリートの上に鉄製の台座を設置して、それにマキワラ板をボルトで設置する
タイプです。
駐車場や勝手口など、コンクリートの場所に設置できます。
設置方法は、コンクリートドリルで大きめの穴を開け、そこにソケットを埋め込み、その上に台座
を設置して、ボルトで固定するものです。
ボルトを捩じ込むと、ソケットが膨らみコンクリートに開けられた穴に密着して固定します。
コンクリート用のドリルの刃は、ホームセンターで売っています。
このタイプは、地中に埋める部分がないために、腐食することはありません。
ただし、屋外に設置するので、雨や日光で痛みますので、ニスなどを塗っておくと長持ちしてよい
でしょう。
スタンド式タイプ
室内用に考えられたもので、1畳くらいの板の上に、台座をつけてマキワラ板を立てようにしたタ
イプです。コンクリート式を室内用にしたものと思えばよいでしょう。
都会の一般家庭では、その置く場所が問題となる可能性があります。多くの場合、道場や体育館
などのように広いところで使われます。
立て掛け式
マキワラ板と背板の間に、楔形の板を挟み固定し、柱などに括り付けるタイプです。楔形の板を
挟み、背板とマキワラ板の間を空けることによって、マキワラ板が前に角度をつけて立てることが
できます。
このタイプは、場所も取らず、ある程度持ち運びができますので、室内や公園などに持っていって
使うことができるでしょう。
最も作りやすいタイプなので、自作も容易にできます。
壁掛け式
板の弾力ではなく、厚いスポンジや、バネを使って突きのショックを和らげる構造で、主に壁に掛
けて使うもので、一般に「携帯マキワラ」とも呼ばれています。
壁が直接衝撃を受けるので、柱などでなければ、壁が抜けてしまうことがあるので、設置場所に
注意が必要です。
マキワラ部分
実際に拳が当たる部分に、クッション材として藁を巻いたことから、「巻き藁」と呼ばれるようになり
ました。昔は、藁がどこにでもある手頃なクッション材だったのでしょう。
藁(ワラ)
8分くらいの藁縄を縦に束ねたものに、別の藁縄で横にグルグル巻きにして形を整えます。
おおむね長さが1尺(30cm)くらいとされています。
それをマキワラ板に紐で括り付けます。
藁は、茎が中空となっているために、ほどよいクッションがあります。
また、表面がざらついているので、拳頭部分の皮膚も鍛えられます。
藁は、風雨にさらされると腐りますので、使わないときはビニール袋などのカバーをかけておくと
よいでしょう。
販売されているマキワラパット
巻き藁は腐りやすいため、最近では、中にフェルトなどを入れ、表面に皮や布やビニールを用い
たパットが売られています。
耐久性があり、最近では一般的です。
発泡ラバー
ホームセンターに売っている発泡ラバーを板に、両面テープでつけます。
自作の場合、これが最も簡単で安く簡単に作れる方法でしょう。
そのままだと、紫外線に弱く、ボロボロになりますので、要らなくなったTシャツなどを切って巻いて
おくとよいでしょう。
この方法は、初心者にお勧めです。
発泡ラバー+マキワラ
発泡ラバーの上に藁縄を巻きます。
クッション性と適度な摩擦が保てるので、使いやすいと思います。
販売されているマキワラ
ヒロタ
室内巻ワラスタンドA [ヒロタオリジナル] 15,000円
http://www.karategi-hirota.co.jp/
守礼堂
巻ワラ(椎の木) \6,510
コンクリート用マキワラセット(マキワラ板、ベース、カバー) \18,165
コンクリート用マキワラベース \8,400
ワラ \2,625
マキワラ板 \6,825
マキワラカバー 皮製 \3,255
マキワラカバーフェルト製 \3,360
http://www.karatedo.co.jp/shureido/
イサミ
マキワラ棒 棒のみ
● サイズ180×11.5cm ● 重さ約310g
【材質】杉:価格 9,000円
マキワラカバー 【イサミ】価格 2,000円
サイズ:縦26×横11cm ● 素材 :牛革・スポンジ
マキワラスタンド
http://www.isami.co.jp/index.asp
マキワラがサンドバックより優れている点
1:標的が動かない。
突きのフォームを作ることができる。
当てる角度を正確に覚えることができる。
手首を傷めにくい。
2:設置が容易
サンドバックは吊るす設備が必要。
3:音が静か
比較するとマキワラの方が音は少ない。
4:価格
吊るす設備も含めると、サンドバックの方が高くなる。
マキワラの自作
誰でも安価で自作できるように、マキワラの作り方を丁寧に解説したマニュアル(PDF)を作りまし
た。
特徴
1:藁縄を使った本格的なマキワラ。
2:材料費は4800円!
3:ノコギリと電動ドリルがあれば、自作は可能。
4:立て掛け式なので、移動も可能。
商品形態:PDFファイル
ページ数:20ページ
写真 :多数
チーシー(鎚石)
漢字で「鎚石」と書きます。沖縄空手の伝統的な鍛錬具であり、腕を介して腕のみならず体幹をも
鍛える道具です。太さ約1 寸、長さ1 〜 2 尺ほどの棒の一端に、石などの重りをつけた形状をし
ています。
中国武術にも、チーシーと同工異曲の鍛錬具が存在しますが、同じ字で表記されていることか
ら、元は中国から輸入されたものと思われます。
原型は機織の糸巻き車の支柱に求められるという説もありますが、類似の鍛錬具は中東から東
アジアにかけて広く見られ、定かではありません。
空手においてチーシーは、突きを当てた際の衝撃に対して、姿勢を支え衝撃力を逃がさない働き
をする筋肉群を鍛えるのに適しています。
ウエイトトレーニングの多くは、鍛える筋肉以外の部位を固定し、反動を使わず行いますが、チー
シーなどの鍛錬では、全身の筋肉を連動させ、反動を利用するプライオメトリックトレーニングとな
ります。
プライオメトリックトレーニングとは、筋をバネとして活用すると同時に筋自体を鍛えることと、体全
体の筋肉の連動を目的とした方法で、空手の「筋を鍛えろ」という格言と、基本的な考え方は一致
していると思われます。
また、チーシー鍛錬の付加価値として、バランス保持力、握力の強化が図れますが、バーベルを
使った一般的な筋力強化と異なり、筋の柔軟性や持久力、関節可動域の拡大効果が得られま
す。
沖縄には「マキワラを突く暇があったら石(チーシー・サーシー等)を練れ」との格言もありますが、
空手には元来突き蹴りのみでなく、取手と呼ばれる柔術技法が含まれており、取手に際して掴む
力の鍛錬を強く勧めた言葉でしょう。
沖縄では、どこの道場にもこれらの伝統的鍛錬具が備えられていますが、本土の道場で見かけ
ることは少ない
ようです。
このチーシー、重さは自分の扱える範囲ですが、多くは3 〜 10Kg です。
チーシーによる効果
1:全身連動による鍛錬であり、筋肉のみならず筋(腱)も鍛えられる。(プライオメトリック)
2:不安定な器具で鍛錬することで、バランス保持力が養成される。(スタビライジング)
3:重量で負荷をかけることで、肘が落ち、脇が締まる。(姿勢の矯正)
4:突きの衝撃力を維持する手首、前腕、肩などを効果的に鍛えられる。(威力の養成)
5:突きのみならず、掴み技の鍛錬にもなる。(取手の養成)
6:武器を扱う基礎鍛錬にもなる。(武器法の鍛錬)
7:道具の使用により練習に飽きが来ない。(トレーニングの継続)
8:肩こりが軽減するでしょう。(健康維持)
自作チーシー
自作をする人には、以下のサイトが参考になると思います。
磐田松涛館 空手道場
楽しい?チーシーの作り方講座!!
チーシーの使用法
チーシーの使用法を多くの写真を使って、PDFファイルにまとめました。
ページ数:29ページ
振り方 :22種類
桧垣式チーシー
昔はウエイト部分に自然石が使われていましたが、近年ではコンクリートで作るのが一般的で
す。
作製自体はそれほど困難ではありませんが、自分に合った重量の設定を考えると、意外と難しく
なります。
また、鍛錬によってレベルが上がればさらに重いものが必要になるかもしれませんし、都会で庭
などがなければ、コンクリートによる作製自体、容易とは言えなくなります。
既製品の購入も選択肢の一つでしょう。市販品に、ハンドバーとかリストハンマーと呼ばれるもの
があります。
また、ダンベルの片側のプレートを外し、テニスラケットなどのグリップテープを巻くだけでもチー
シーになります。
しかし、実用にはいくつか不都合もあったので、新しいタイプのチーシーを考案しました。
桧垣式チーシーの特徴
1:重量可変
ダンベルプレートをウエイトとして使い、カラーとノブを外してプレートを換えることができます。ま
た、鉄の比重は7.8 で、コンクリートの2.3 の3 倍を超えるため、小型化することができます。
2:安全性
シャフトエンドにノブをつけたので、鍛錬中手が滑ってもノブで止まります。シャフトの先端は一
体成形されており、振った時にプレートが飛び出すことはありません。
3:自然な握り
シャフトの材質は白樫でできており、コーティングをしていないので自然な握りです。
シャフトの途中を握って両手で使うことができます。
4:シャフトの長さ
シャフトの長さは45cmと十分なものであり、軽いプレートでも十分に負荷をかけることができま
す。
5:スタンド
シャフトの先端は平らになっており、地面に垂直に立たせることができます。
6:使い方PDF
チーシーの使い方を説明したPDF ファイルを付けました。
7:スペックデータ
長さ :450mm
シャフト直径:28. 5mm
重さ :標準で1.25kgのプレートを2枚つけます。
テコンドーミット
テコンドーの練習で使われる「しゃもじ」を大きくしたような形をしたミットのことです。
このミットは、テコンドーの蹴り技を練習するために考え出されたもので、ミットに柄が付いいるた
めに、持ち手は手を蹴られる心配が少なく、また衝撃を直に受けないため、非常に優れた道具で
ある。
一般的には一人が手に持って、もう一人がそのミットを蹴って使います。
ボクシングのパンチングミットの蹴りバージョンです。
テコンドーの練習で使われるので通称「テコンドーミット」といわれますが、市販されているもの
は、それぞれに商品名が違うようです。
テコンドーミットには、シングルとダブルがあり、ダブルはより大きな音が出るようになっている。ダ
ブルは、体育館や道場で使う分にはよいが、自宅などで使う場合には音はできるだけ小さい方が
いいので、シングルを使った方がいいだろう。
自主練習では、ミットを持ってくれる相手がいないので、柄を自分で持って突きや蹴りをします。
実際に標的へ当てる練習は重要なので、マキワラやサンドバックがなければこれを試してみてく
ださい。
メリット
このテコンドーミットの魅力は、何と言っても手軽で、安いことだろう。
特に、初心者にとって、突き、打ち、蹴りの当てる感覚を養うには、良い道具である。
また、叩くと音がするので、その音を聞きながら強さや角度を調整することができ、飽きないで練
習ができる。
注意点
片手に持って、反対の手で突いたり打ったりすれば良いのですが、以下の点だけ注意してくださ
い。
柄は軽く握る
打撃は、当たってから貫通するように打たなくては効かないので、止めないで振りぬくことが大事
です。
このとき、ミットの柄は軽く握っているようにします。
そして、打撃に逆らわないで、ミットが倒れるくらいようになるくらいがちょうどいいと思います。
強く握ってしまうと、体全体のスピードが落ちるだけでなく、ミットの芯が折れる原因にもなります。
市販されているもの
ボディーメーカー:ハンドミット
イサミ:フォーカスミット
ヒロタ:ハンドミット
アディダス:テコンドーミット
開脚ストレッチ革命 Stretch A Flex
ストレッチは、ケガの予防や柔軟性を必要とする蹴りや組手などの激しい運動に、絶対に欠かせ
ないものです。
それゆえ、「月刊空手道」、「JKFan」などの空手雑誌でも、過去に何度も開脚について特集が組
まれています。
それでも、開脚ストレッチが中々できない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
そういう人たちにとって、今回ニュージーランドで開発された「ストレッチアフレックス」という商品
は、朗報であると思います。
競技組手の極まり手をみると、圧倒的に上段突きと上段蹴りの割合が高いのが現実です。
全空連ルールでは、上段突きは1ポイントであるのに対して、上段蹴りは3ポイントとなっており、
上段の蹴りができないということは、それだけ競技組手にとって不利となります。
また、フルコンルールでも、上段蹴りはKOを狙える重要な技です。
回し蹴りにしろ、裏回し蹴りにしろ、足が上がらなくてはどうしようもありません。
上段を蹴るための前提条件は、なんといっても体の柔軟性なのです。
柔軟性の向上は、高い蹴りだけでなくケガの予防になるので、高い蹴りを使わないから柔軟性が
必要ないということにはなりません。
また、年齢が上がるにつれて体の柔軟性は失われていくので、柔軟性の維持は大切な項目であ
ることにはかわりがありません。
開脚ストレッチについてもいろいろな方法がありますが、結局毎日やらないと効果がでてきませ
ん。
当たり前な話ですが、現実的には、この毎日やることが最もやっかいな問題となります。
なぜ、毎日できないのかを考えてみると。
1:つらい。
2:飽きる。
3:効果がでない。
というループを繰り返しているだけなので、結局3日坊主で終わってしまうことになってしまいま
す。
また、それを克服しようとして、器具を開発する人もでてきます。
それらの人に対して開発されたのが、3本のバーを組み合わせた商品や、椅子に座ってギアを回
して開脚する商品ですが、場所を取ったり、使い勝手が悪かった り、持ち運びに不便だったりし
て、買っても有効に使えない人が多いのではないでしょうか。
では、3日坊主で終わらないためには、どうすればいいのか。
1:楽にできる。
2:飽きない。
3:効果が出る。
というループに変えることができれば、いずれは180度の開脚も夢ではなくなると思われます。
これを実現できる方法が、ニュージーランドで開発された「ストレッチアフレックス」です。
開発者のショーン・オレーリー氏は、空手や柔道を35年間も修行し、空手は5段の腕までインスト
ラクターをしているそうです。
彼はPNF、アイソメトリックストレッチ、ダイナミックストレッチ、アクティブストレッチ、パッシブストレ
ッチなどを試してみて、どれも満足できるものではないと考え、自らのためと、空手の生徒のため
に、この商品を開発しました。
そして、海外の武道雑誌において、この商品は非常に有名です。
特 に左右開脚については、立位から左右に足を開く方法が空手では一般的ですが、この方法で
は一度に体重がかかり、体重の制御を左右の足の摩擦でコントロール しなければならず、また、
体重により膝関節に横から力が加わるために、膝を故障しやすいという指摘が専門家によってさ
れています。
従って、急激にこれを行うと、股関節や膝関節の故障を招きやすいというリスクが伴います。
「1:つらい」というのは、ぎりぎりまで開脚したときに、やはり自分自身でリスクを感じているからで
もあります。
開脚ストレッチを行うに際して、安全な方法であることが重要です。
次に、「飽きない」で行うには、どうしたらいいでしょうか。
どのような運動でも単純なものは飽きてしまい、それも一人でやるものは、なおさらその傾向があ
るのが現実です。
毎日柔軟ストレッチをやっても、昨日と同じところまでやると、そこで止めてしまうことが多いので
はないでしょうか。いつまでたっても柔らかくならなければ、柔軟性をあきらめて、ついには飽きて
しまうことになるのではないでしょうか。
飽きないための一つの方法は、道具を使うことだと思います。
それは、道具を使うことによって、その行為へ興味がわくからです。
ただし、その道具を使うのに、セットや収納に時間がかかったのでは逆効果であるのは、言うまで
もありません。
いつでも、どこでも使える道具でなければダメでしょう。
効果がでないとやはり、続けることは難しくなります。
例え1ミリでも効果が出ていれば、それが励みになるからです。
ストレッチアフレックスは、原理的には滑車の原理を使っているので、ベルトを手で引いて長さを
調節することができる。
また、昨日までの成果をベルトに印しをつけておけば、自分で成果を確かめることもできるでしょ
う。
これで、「つらい、飽きる、効果がでない」を「楽に、飽きないで、効果をだせる」に変えることがで
きると考えられます。
商品内容
それでは、次にこの商品内容を見てみましょう。
1:ストレッチアフレックス 材質:ナイロンベルト
サイズは4種類あります。
Small 5 Ft 3 inches (160 cm) まで
Medium 6 Ft 0 inches (182 cm) まで
Long 6 Ft 5 inches (196 cm) まで
X Long 6 Ft 5 inches (196 cm) 以上
色は、赤と黒が選択できる.
2:収納ポーチ
3:DVD
DVDは英語ですが、動画を見ていれば使い方は解るので、英語が解らなくても問題はありませ
ん。
DVDコンテンツ
1:使い方
2:スタンディング ストレッチ (15種類)
3:シーテッドライニングストレッチ (21種類)
4:フル スプリット ストレッチ (開脚)
5:ライニング ダイナミック マーシャルアーツ キック ストレッチ (4種類)
6:スタンディング ダイナミック マーシャルアーツ キック ストレッチ (5種類)
7:ステイレディ ストレッチ
8:ストレッチングセオリー
9:スターティック ストレッチング
10:アイソメトリック ストレッチング
11:ダイナミック ストレッチング
インプレッション
ポーチからストレッチAフレックスを取り出す。
赤いベルトの色が、外国製らしいと感じます。
とりあえずDVDを見ることにしました。リアルプレーヤーで見ることができ、思ったより、いろいろな
使い方ができることに驚きました。
使い方は簡単です。
自分のやりたいストレッチの姿勢で、ベルトを足に引っ掛けて手で長さを調節するだけです。
膝を少し曲げた状態でベルトの長さを調節し、足を伸ばすことによってベルトのテンションがかか
り、それによって筋を伸ばすように考えられています。
コンテンツにあるように、大きく分けて、
1:上半身のストレッチ(15種類)
映像で見ると大したことないと思ったが、やってみると以外に効きます。普段のストレッチでは、で
きていないところが多いのでしょう。
2:座位でのストレッチ(21種類)
コツは、ベルトの調節とベルトのコントロールのようです。
ベルトで締め上げてストレッチをするのではなく、膝を曲げた状態でベルトの長さを調節し、足を
のばすときにベルトのテンションがかかり、ストレッチ効果を発揮するようにできています。
DVDを見なければ、せっかくの道具も宝の持ち腐れになってしまうでしょう。
DVDをみてから、実技をすることをお薦めします。
3:開脚ストレッチ
本命の開脚ストレッチです。一般に見られる3本バーの器具より使いやすいと感じました。
ただし、少しのコツがいります。それは、テンションをかけてから、両手を使ってお尻を前に移動さ
せ、さらにテンションをかけるという手順です。
その状態で、前、横にストレッチをすると、よく効きます。
これなら、開脚して前に胸をつける開脚前屈も夢ではないでしょう。
4:座位での蹴りのストレッチ(4種類)
寝ながら蹴りの動作でストレッチをするように考えられています。
5:立位での蹴りストレッチ(5種類)
最終的に、ハイキックができるように組み立てられています。
ストレッチの種類が多いので、最初はDVDを見ながらやらないと難しいかもしれません。
使ってみた感想は、「やはり道具を使用した方が明らかに効果的である」といことにつきます。
あとは、ストレッチマットがあった方がいいでしょう。
他の商品との比較
3本のバーを組み合わせた商品や、椅子にすわったままギアを回して開脚をする商品がります
が、これらと「ストレッチアフレックス」を比較してみます。
レッグストレッチャー
|
|
ストレッチアフレックス
|
三本バー式
|
椅子ギア式
|
| 1:効果 |
○
|
△
|
○
|
| 2:手軽さ |
○
|
○
|
×
|
| 3:安全 |
○
|
△
|
○
|
| 4:多彩な使い方 |
○
|
×
|
×
|
| 5:収納 |
○
|
△
|
×
|
| 6:価格 |
△
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○
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×
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評価
1:ストレッチ効果
2:手軽さ
3:安全性
4:多様性:多彩な使い方
5:収納性
6:コスト
以上の比較項目を比べた結果、トータル的なコストパフォーマンスは「ストレッチアフレックス」
が、一番優れていると考えられます。
つづく
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