立ち方・運足

 空手の立ち方

空手を人に指導するようになって、あること気になっています。

私のところに習いに来る人は、ほとんどがどこかの道場の指導員クラスですが、ほとんどの人が
「立ち方ができていない」という共通点があることに気がつきました。

空手の指導は、どこの流派の道場上も細かく教えるのが普通であり、空手の立ち方は、柔道や
剣道と比べると多くの種類が存在し、それぞれに注意事項があります。
また、流派によっても、立ち方は違います。

しかし、流派が違っても空手の立ち方として、共通項はあります。

「流派が違えば立ち方が違うではないか」と思われる方もいるでしょうが、私のところで教える立ち
方は、流派に関係なく共通する方法を採用しています。

その共通項がわかれば、細かい立ち方に拘ることもなくなります。

多くの場合、外形上の立ち方に拘っていて、立ち方の本質に拘っている人は稀であることがわか
ってきました。

年に数回セミナーで講師をさせて頂いていますが、私のセミナーで最初に行うことは、立ち方のチ
ェックです。

空手には「立ち方3年」という格言があります。

立ち方を習得するのに3年は掛かるのが普通なのでしょう。

また、昔は最初に習う鍛錬型として位置づけられている三戦、ナイハンチ、セイシャンなどの型
で、立ち方の訓練をしたようです。

これらの型に共通するのが、立ち方の種類が少なく、運足が単純な型です。

糸洲十訓にも、立ち方の要点が書かれていますが、現代の立ち方の指導とは違うようです。

十訓に書かれている内容は、私のサイトの「技術とは何か」というページ書かれている「術(身体
操作)」に属するものです。

これらの立ち方の方法も、口伝と共に伝えられるものですが、現在では外形のみが指導されるこ
とが多いのではないでしょうか。


 立ち方に求められるもの

 どのような立ち方でも戦闘に必要な要素を満たしていれば、本来はOKなはずです。

 例えば、柔道には自然体と自護体の2種類しかありません。あとは、それらのバリエーションで
しかありません。
 そして柔道の立ち方に求められるのは、「倒れないこと」と「相手を投げる」ことです。

 空手には、柔道や剣道と違って、多くの立ち方が存在します。
 元々、空手にも立ち方の名称などありませんでしたが、本土普及と同時にそれぞれの立ち方に
名称がつけられました。
 元々は「前屈立ちのようなもの」や「猫足立ちのようなもの」だったのでしょう。
 
 型を指導するときに、最初はゆっくりと一挙動づつ分けて指導します。
 本来、連続動作であるべき動作を、写真を撮ったように区切って表現するために、その挙動ご
との立ち方の名称を付けたのだと思われます。

 例えば猫足立ちなどは、蹴りの準備姿勢としての一瞬のタメでしかないものが、立ち方として独
立してしまったと考えられます。

 空手の立ち方の要素は以下の3つにまとめることができます。
 1:倒れないこと。
 2:突き蹴りに威力を持たせること。
 3:素早く移動できること。




伝統派の運足の問題点

先週と昨日の稽古で、気がついたことがあります。
どうも伝統派空手(この呼び方は嫌いだが・・・)をやっている人たちの運足に、共通の問題点が
あるようです。

問題点とは、そのルール上からくる軽快なフットワークによる間合いの短さです。
何をバカな!・・・・・・・・・・・・・・・・・と思われる方も多いでしょう。

フルコンに比べて、伝統派の方が間合いを取って、スピード感あふれる試合をしているじゃない
か・・・・・・・・・・・と。

私は、フルコンと比べているのではありません。
その人本人の可能性と比べての感想です。

もっと間合いが伸びるのに、わざわざ間合いが伸びない運足をしていました。
因みに昨日注意したのは、現役の大学空手部員です。

直ぐに注意し、運足を修正させてみると、明らかに間合いが伸びました。
本人も自覚したようです。

しかし、なんでそうなるのか・・・・・・・・・・・それが問題です。

いくつか心当たりはあります・・・・・・・・

今までも、日本人の間合いは短いという指摘は、海外からありました。
現時点でそれが明確に解かるのは、チャンプがだしているビアモンティのDVDです。
ビアモンティは日本人の突きと海外の突きを比べて、日本人のやり方は間合いが短いと指摘して
いました。
その指摘は、民族的な身体的特徴として、手足が短いと言っているわけではありません。

今まで、基本の解釈からくる問題だと思っていましたが、問題はもっと複雑なようです。
伝統派のルール上の問題とその戦い方ともリンクするのです。

もう少し時間をかけて、調査してみようと思います。
雑誌の特集として発表すると、面白いかも・・・・・・・・・^^


ダブルツイストと弧の運足

昨日、本を一冊買ってきました。
身体操作に関する本です。
読み始めて笑ってしまいました。

なんと、私が4年前に書いた特集そのものではないですか!!

使っている単語が横文字なのが違うだけ。
さも大発見のように書いてあるが、古伝技法と同じものです。

本の名称は「骨盤力」です。

  主に野球をメインとして書いてありますが、、内容は「ダブルツイスト」と「弧の運足」です。 

私が書いた桧垣式高速上段突きと内容は同じでした。





つづく

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