平安四段 分解組手


第一動作〜第四動作
第一動作 左方へ 後屈立ち 両手開いてを右腰へ

第二動作 左方へ 後屈立ち 左手刀受け+右上段手刀揚受け

一般的な解釈では、前手の左手刀で相手の右突きを受けて、右手刀を相手の首へ打ち込むというものです。
しかし、これでは二拍子の動きとなってしまうので、相手の連続突きを避けることはできません。

この部分は平安二段の用法と同様ですが、前手の攻撃が裏拳ではなくて「手刀」になっています。

「手刀」を「上段揚受け」の要領と同じで、相手の左上段追突きを左手でトスを揚げ、両手を交差(換手)させるようにして右手の上段手刀揚げで受けます。このとき左手は手刀のまま、相手の首を攻撃します。

第三動作と第四動作は左右反対動作なので省略します。
 

第十七動作〜第二十四動作(掻き分け)
第十七動作(両手中段構え)〜第二十動作(逆突き)、第二十一動作〜第二十四動作は「慈恩の型」から抜粋した部分です。

慈恩では、前蹴りの後の突きが三連突きとなっていますが、平安四段では二連突きと簡略化されています。

第十七動作 左後屈立ち 両手中段構え
 この両手を正拳にして胸の前に構える形は、両手構え、手綱構えなど呼ばれています。

相手の諸手突きを掻き分けて受ける動作だとか、相手の中段突きを片方の手で受ける動作だとか説明されていますがどちらも難しいでしょう。

この両手中段構えの動作は、「相手の突きを両手で掴む動作」です。

実際の分解組手のときは、相手の右中段追突きに対して、相手の外側にサイドステップして体を開き、両手で相手の右突きを掴むようにした方が使いやすいでしょう。
 このときも、二段受けの要領で左手で相手の肘を叩き、右手で手首を掴むようにすると容易に掴めます。

掴んだら相手を前方に崩します。
 崩す方向は、相手の両足を底辺とした正三角形の頂点の方向へ押すようにすると相手の体制が崩れます。これで相手の反撃を防ぐことができます。(陶物にする)

第十八動作 両手中段構え 右前蹴り
 両手で相手の右手を掴み前方へ崩したまま、右前蹴りを中段に入れます。

第十九動作 斜ね左方 右前屈 右追突き
 右中段蹴りで頭が低くなり、顔面がガラ空きになったところを、左手で相手の肘を保持したまま、右中段追い突きをします。

第二十動作 斜め左方 右前屈 左逆突き
 さらに、右手で相手の突き手を引きながら、顔面や脇腹に中段突きを入れます。

第二十一動作〜第二十四動作は、左右反対動作ですので省略します。


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